関節塗装の方法論

関節のクリアランス処理
関節のグリスアップ処理
と関節部分の塗膜保護について説明をしてきましたが
本日は少し毛色の違う方法論として
関節部分の塗膜を薄く、そして強固にする方法を考えていきたいと思います。

最近模型雑誌のモデラーもよくやっていますが
サーフェイサーに塗料を混ぜて塗ってしまうという方法です。
1枚目の画像のように
Mr.ベースホワイト1000 + Exブラック + フラットベース
この3種類を混ぜて、好みの関節グレーを作っていきます。
ここでフラットベースを混入するのは
最後にトップコートで艶消しとすると
その分塗膜が厚くなってしまうので
できるだけ1回で艶消しになるようにしています。

エアブラシでサフを吹くようにキズを消しながら塗装していきます。
塗装が終わったパーツがコチラ。
しっかりと艶消しグレーになっています。
動かすと干渉する関節部分だけに使用してもいいのですが
内部装甲パーツ全体を同じもので塗って完成としてもいいでしょう。
ここで1つ問題があるのですが
艶消し仕上げのためフレームの繊細なモールドにスミ入れしたくてもできません。
なぜならやったことある人はすぐにわかると思いますが
艶有り下地にスミ入れは簡単ですが
艶消し下地の場合は塗料が滲んでスジ彫りだけに流れていきません。
そのためこの部分だけは割り切るしかないと思います。

他にも塗料の混ぜ方によっては色々表現ができます。
Mr.ベースホワイト1000 + Exブラック
+ マホガニー + 艦底色 + フラットベース
(なかなか好みのブラウンが出来ずにたくさん混ぜてしまいました。。。)

私は MGウイングガンダムVer.Ka のフレームにこの色を使いました。
白はガイアのインテリアカラーを使用し暖色系でまとめてみました。
サーフェイサーはプラスチックへの食いつきがいいので
少しこすってもはがれることはありません。
これにクリアランス処理とグリスアップ処理を組み合わせればほぼ完璧と言っていいでしょう。

私はフレームをこのサーフェイサーを使った塗料で塗る事が多いので
こうやって100均のタッパーで保管しています。
3個で100円だったかな?。
シンナー成分が揮発しないため長期保存に向いています。

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コメントの投稿
まさに、「関節技」ですね。
干渉して、塗装ハゲ・・・口に出すだけで、恐くなります、エンガチョ。うちに、MGのZガンダムがあるのですが、買って何年経つだろう・・・未だに、決心がつかずに、作れません。「あなたの知らない世界」で、「塗装ハゲ」の特集を組んでくれないかなぁ。大うけ、間違いないんだけどなぁ・・・分かる人にだけは・・・今回、紹介された、関節シリーズを参考に、いつかZにチャレンジする日は、来るのだろうか。ありがとうございました。
砂まじりの茅ヶ崎 様
こんばんは。
コメントありがとうございます。
あなたの知らない世界 大好きだから
本当に復活して欲しいです。
Zガンダム製作されましたらまたアップしてくださいね~。
コメントありがとうございます。
あなたの知らない世界 大好きだから
本当に復活して欲しいです。
Zガンダム製作されましたらまたアップしてくださいね~。