黒立ち上げ塗装

本日は初心者講座第1回目
エアブラシによる 『黒立ち上げ塗装』 のやり方を説明していきます。
よくホビージャパンでは Max塗り と言われていますね。
考案したのが Max渡辺氏 のためこう命名されたようです。
(と言っても、黒立ち上げは一般的な技法の一つです)
本来は全体を黒くしてから塗装に入りますが
時間短縮のため、黒く残したい部分
つまりエッジの所に黒(私はファントムグレーを使用)を乗せておきます。

これから 黒立ち上げ に入りますが、注意点があります。
通常 塗装のエア圧は、だいたい 0.1MPa ぐらいですが
この塗装方法では 薄めた塗料を超低圧で吹き付けますので
エア圧を 0.02~0.03MPa ぐらいにします。
そのためレギュレーターは必須ですね。

塗料をかなり薄めて レッツトライ!!
結構エアブラシを近めにして塗装していきます。
粒状に塗料がついたりする場合は塗料の濃度がまだ濃い状態です。
またクラウン状になってしまう場合は薄すぎるので
適正な薄さに調節しなおす必要があります。

中心部から円を描きながら広げていくように塗装していきます。
エアブラシは吹きっぱなしで手の動きで色調をコントロールします。
少し吹いては止め、少し吹いては止めとしていると
まだらになりますので注意。





エッジ部分に影色を残し塗装終了。
あまり影色を残しすぎると嘘っぽくなるので
グラデーションは控えめになるよう塗料を乗せておきます。

先ほどは面が大きなパーツだったので簡単でしたが
このように凸凹したパーツにも同様に吹き付けていきます。

まだ黒い所がかなり残っていますので
引き続き吹き重ねていきます。

完成状態。
ショルダーアーマー内部には全く塗料が回り込んでいないので
表裏できちんと色分けされ、
また、エッジ部分にもうっすら黒が入った状態になっています。

左右や隣り合ったパーツは要注意で
この写真のようになっているとちぐはぐで最悪です。
きちんと隣に置いて、色合いを確かめながら塗装していきます。

左右で色味に違いがないか確認。
問題なさそうです。

こちらのパーツも同様に左右で色味を揃えていきます。

綺麗に色味が揃いました。
パーツ数が多いキットの場合は
仮組みをしたりして色味のチェックをしたほうがいいでしょう。
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コメントの投稿
ありがとうございます
>砂まじりの茅ヶ崎
>このような彩色の紹介方法は、模型誌でもなかなか見かけないので、大変参考になります。
こんばんは。
拍手からのコメントありがとうございます。
この方法であっているのかどうか心配ですが
自分流で楽しむのが模型の醍醐味なので
いいかなぁと(笑)
またこんなコーナーやってみますね!
>このような彩色の紹介方法は、模型誌でもなかなか見かけないので、大変参考になります。
こんばんは。
拍手からのコメントありがとうございます。
この方法であっているのかどうか心配ですが
自分流で楽しむのが模型の醍醐味なので
いいかなぁと(笑)
またこんなコーナーやってみますね!